飲食店長の日常ブログ

某大手飲食店店長、複数店舗責任者という立ち位置の私の成長や成功事例同じような立場の人が陥る困難や状況を自分なりの考えや答え、成功事例をもとに誰かの参考になること。様々な意見を聞くことや見る事で自分自身が成功し独立に向けた準備に繋がればと思います。

【人材確保ができない環境の5つの理由】

最近自分の会社でも人材確保という言葉が毎回の会議で議論となることが多い。

 

『最近の人は根性がない』

『嫌なことがあるとすぐやめてしまう』

『そもそも募集に引っかからない』  等々

 

この考えで踏ん反りかえる責任者がいるのであれば

 時間や労力、お金を使おうが人材なんて確保できない。

 

 

お金を使い、時間も使い説明会や人材関係のWEBや広告フリーペーペーを打つ。

 ポスターや呼び込みを各自行い成果を上げようと必死になっている人事課、責任者が多い。

 

 本当に人がいない理由は??

 なぜ選んでもらえないのか??辞めてしまう原因は??

 現在働いている人はなぜ自社を選び現在も働いているのか??

 

 そこまで深く考えたときにきっと、本当の原因に気づくはず。

 

今の時代は働き手も選べる環境にある事で単に選ばれていないだけ。

 働いてみてもっと良い環境に出会えただけ。

 

選ばれない責任者、環境の理由を大きく5つにまとめてみました。

 

①過ごす環境問題

 

 人がいない現場のお店に足を運び店長と話すことがあります。

共通して言えることは、休憩室やトイレ、職場環境が汚い事。

 働く人のモラルを破壊し、さらに汚く扱いまるで我が家のように過ごす者がその環境を支配するようになる。

 社内、店舗内の人材の状況は休憩室や職場のデスク周り、トイレに現れる。

人は知らず知らずのうちにその環境を見て判断し、抜け出すことを選択する。

 当たり前の事ではあるがその場で働く人間にとってはそれがいつもの風景で異変を感じない。

 

②承認してあげる事ができていない

 

 人はお金のために働くことを選択します。大体の人は1番はそれ。

中には嫌々働いている人もいるだろうが、すべての人達に感謝や承認を伝えられていますか?

 認めてもらうこと、頼りにされることはきっとモチベーションも上がり

  ハイパフォーマンスにつながるはずなのに、言葉で伝える事ができていない。

気持ちよく働いてもらうために重要なこと。

 いつも『ありがとう』『さすがだね』『よかったよ』伝えていきましょう。

 

③責任者やリーダーがローテンション

 

 朝1番、寝ぐせがついた状態で『おはようございます』をボソッと。

  中には挨拶もしない者もいたりします。

声が小さい、口からは愚痴や文句、叱る言葉やマイナスな発言ばかり。

 歩き方や態度、話し方や内容、すべて部下や周りの人間は見ています。

 

 好き嫌いはある事もありますが大体は『活気のある』だとか『元気な』『明るい』

  場所で働きたいと思っています。

 

 その環境のトップがいかに率先して行えるか。

  トップが変わればその周りの人の行動はガラッと変わります。

 眠かろうが、イライラしてようが、疲れていようが。

  人材確保の近道は己れの行動や言動をただすことである。

 

④悪いところばかりを探している

 

 目がつくところは大抵悪い部分。できていないこと。嫌いなところ。

  だから周りの人間をできない人ほどよく叱り指摘する。

 

 もちろん出来ないことや知らないことを教える事は重要。

 

 でもその前に。できる事やすきな所、得意なことや強みに対して

  しっかり褒める、感謝することができていますか??

そのうえで指摘できている人は組織を強くできる責任者だと思います。

 

 人材が確保できていない環境とはトップが周りの悪いところ探しを

 一生懸命に行っている環境であることが多い。

 

⑤責任者リーダーの思考・やり方がブレる

 

  大体人材に苦しむ環境下にある場所に出向き働き手にヒヤリングを行うと返ってくることは上司や教育者への不満。

どう考えてもわがままであることも多いがほとんどの人が迷い悩んでいる。

 内容は様々であるが、トップの者がその環境がどうなっている事がゴールか。

何を目指しているのか。その結果どのような環境が生まれるのかなど

 方針がしっかり決まっていないことが多い。ルールがしっかりできておらず

トップがブレている行動や言動をしてしまっている。

 

 正しいルールや理想の姿を全体が理解しそのレールに沿って行動できる環境があれば

  人は迷わず、トップが迷わずゴールに向かって正しい行動や言動をすれば

 おのずと全体が同じ行動をし始めるだろう。

  叱らずとも、大きな声を出さずとも環境は整うはずである。

 

 

 最後に。。。】

 『人』とは企業やチームにとって財産である。

  会社に毎朝元気に来てくれることは当たり前ではなく奇跡である。

 

 責任者が心にそれを持っている限りは必ず誰かが助けてくれるし

  ついてきてくれるはずである。

 

 まずは周りの人たちに些細な事でも

   『ありがとう』『いてくれてよかった』など

  暑苦しい言葉を投げかけ続けてみてはいかがでしょうか。